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ココショク 日本の手仕事雑貨
花のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素材:ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島)など ■比重:0.75 ■重さ:6g ■象嵌:950銀 ■製作:日本製 東京都大田区 花の簪(カンザシ)です。 花をモチーフとした丸みのある曲線的なデザインで、アクセントとしてシルバーが象嵌されています。 小さいですがこのシルバーの放つ輝きが、かんざしの存在を際立たせます。 装飾的なかんざしではありませんが、可憐な美しさがあると思います。 挿しやすく、緩やかなカーブと中ほどの膨らみが一本で髪をしっかり留めてくれるはずです。 ・留めやすい、崩れないデザイン 長い髪、硬い髪でも一本でスムーズにまとめられる、ホールド感と安心感のあるかたちです。。 ビギナーの方でも使いやすく、緩やかなカーブと中ほどのふくらみがきれいに髪を留めてくれます。 ・軽くて、アレルギーフリー 金属製のかんざしのように、長時間つけていると重くて疲れたりすることはありません。ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・美しく上品なすがた 花をモチーフにした丸みのある曲線的なデザインは、流れるような美しさがあります。 アクセントとして象嵌されたシルバーは小さいですが、このシルバーの放つ輝きが、かんざしの全体を、そしてあなたの後ろ姿をさりげなく引き立ててくれます。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材の柘植(つげ)は仕上がりの木肌の滑らかさでは国産材ではナンバーワンです。 昔から、櫛、印鑑、将棋の駒などの素材として使われてきましたが、御蔵島産の御蔵ツゲ、鹿児島産の薩摩ツゲが有名です。 きれいで細かい黄色の肌理に特徴があります。 材は硬く組織が緻密なので傷がつきにくく、細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・食洗機には入れないで下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。花のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素材:ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島)など ■比重:0.75 ■重さ:6g ■象嵌:950銀 ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 花のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素材:ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島)など ■比重:0.75 ■重さ:6g ■象嵌:950銀 ■製作:東京都大田区 ・ツゲ(柘植・柘・黄柳・黄楊)【ツゲ科ツゲ属】 古来より櫛や将棋の駒、印鑑に用いられてきた木として名高い銘木。日本全国に自生してはいますが、地域によっては自生地が特別天然記念物として指定されるなど、その自生数はかなり限られており、主に鹿児島や伊豆七島で栽培されたものが材として流通しています。 日本で採れる木材の中でもひときわ高価なその理由は、その成木の小ささと、涙ぐましいほどの成長の遅さ。樹齢1000年を超えると考えられている個体でもやっと樹高12mで、自生するツゲのほとんどは5mに満たないそうです。そのうえきちんと直立するほど育ったものでも、幹の太さは5から10cmほど。この小さくほっそりした樹木から、あの明るく美しい材が得られるのです。 そうした儚さに加えて立ち姿も可憐、卵型で上向きの葉がかわいらしく、一見弱々しい印象のあるツゲですが……材木としての特徴はそれとはじつに対照的で、列挙すると、緻密で、堅く、かすかな芳香、そして爽やかな輝きがあります。銘木としてふさわしい特徴をすべて備えた、堂々たる木です。 乾燥後の平均比重は0.75から0.8ほどと言われますが、実際に触れると数字が示すよりもっと密に詰まった感触があります。硬いといっても石のような硬さではなく、かすかに弾力のあるしなやかな堅さを持っており、さらには加工の際に寸法の誤差がきわめて出にくいため、櫛や将棋の駒といった精密な物を造るには最高の材とされてきました。 もともとの美しい木目に指の水分や油がゆっくりと染み込み、持ち主の手癖に従って気品ある飴色を呈するのもツゲ材の魅力です。 6,080円

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ココショク 日本の手仕事雑貨
花のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素 材:アフリカンブラックウッド ■産 地:東アフリカ ■比 重:1.20 ■重 さ:7g ■象 嵌:950銀 ■製 作:日本製 東京都大田区 花の簪(カンザシ)です。 花をモチーフとした丸みのある曲線的なデザインで、アクセントとしてシルバーが象嵌されています。 小さいですがこのシルバーの放つ輝きが、かんざしの存在を際立たせます。 装飾的なかんざしではありませんが、可憐な美しさがあると思います。 挿しやすく、緩やかなカーブと中ほどの膨らみが一本で髪をしっかり留めてくれるはずです。 ・留めやすい、崩れないデザイン 長い髪、硬い髪でも一本でスムーズにまとめられる、ホールド感と安心感のあるかたちです。。 ビギナーの方でも使いやすく、緩やかなカーブと中ほどのふくらみがきれいに髪を留めてくれます。 ・軽くて、アレルギーフリー 金属製のかんざしのように、長時間つけていると重くて疲れたりすることはありません。ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・美しく上品なすがた 花をモチーフにした丸みのある曲線的なデザインは、流れるような美しさがあります。 アクセントとして象嵌されたシルバーは小さいですが、このシルバーの放つ輝きが、かんざしの全体を、そしてあなたの後ろ姿をさりげなく引き立ててくれます。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のアフリカンブラックウッドは黒く艶やかで、奥光する非常に美しい材です。 比重が約1.20なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、 傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・食洗機には入れないで下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。花のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素材:アフリカンブラックウッド ■産地:東アフリカ ■比重:1.20 ■重さ:7g ■象嵌:950銀 ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 花のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素材:アフリカンブラックウッド ■産地:東アフリカ ■比重:1.20 ■重さ:7g ■象嵌:950銀 ■製作:東京都大田区 ・アフリカンブラックウッド【マメ科ツルサイカチ属】 すこし前まで「アフリカ黒檀(こくたん)」と呼ばれ、実際に黒檀のように扱われていた、アフリカ南東地域で産出される稀少な材。 現在では樹種に関する分類が見直され、黒檀といえばカキノキ科の数種類に限るという区分に従って、マメ科のアフリカンブラックウッドは黒檀とは認識されないそうです。 ところが実はこのアフリカンブラックウッド、なんと植物学の分類では、紫檀やチンチャンなどと同じ「マメ科ツルサイカチ属」。つまりこんなに真っ黒なのに「ローズウッド」の仲間なのです。しかも、それなら性質が中途半端なのかというと、お店によっては本黒檀やアフリカ黒檀の通称とおなじ「真黒(マグロ)」という呼び方で販売しているほどきれーーいに真っ黒。しかもカキノキ科の本黒檀よりも密度が高く、ひたすら黒く、硬く、重いという特殊な性質を持っています。 そんなおかしなアフリカンブラックウッドは、その名の通りアフリカのモザンビークやタンザニアにかけて広がるサバンナや林が出身の樹木。古来から現地の人々の手で木彫りの像や装身具に加工されてきました。日本においては本黒檀とともに輸入され、同じように算盤(そろばん)や数珠などに用いられてきました。硬さや質感が向いているということで、オーボエやクラリネットの管体などにも用いられています。 現在ではその希少さのため、大きな木材の形ではほとんど流通していないそうです。 まるで金属のように硬くて重いのに、丁寧に磨き上げた表面の質感は、指で触れても、舌に触れても当たりがするっと繊細で滑らか。そしてかすかに花のような香りのするエキゾチックな銘木です。 6,667円

蛇のかんざし アフリカンブラックウッド 木製 一本差し お洒落 国産 カンザシ 1本 木工作家 工房kusukusu 工芸作品 木工細工 お洒落 高級 銘木 アクセサリー 手作り 作品 天然木 削り出し 無垢 ハンドメイド おしゃれ かわいい 木製 かんざし 【夏ギフト】

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蛇のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ147 × 高さ18(mm) ■素 材:アフリカンブラックウッド ■産 地:東アフリカ ■比 重:1.20 ■重 さ:6g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 蛇の簪(カンザシ)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のアフリカンブラックウッドはローズウッドの仲間です。 本黒檀が伐採禁止となっているので、現在流通している中で最も黒い材です。 艶やかで光沢があり、奥光する非常に美しい材です。 比重が約1.20なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密で、持った時に滑らかな感触と存在感があります。 とても硬いので傷がつきにくく、細い部分でも折れることはありません。 普段の生活の中で使っていただき、その魅力と価値を是非感じて下さい。 きっとご満足いただけると思います。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。蛇のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ147 × 高さ18(mm) ■素材:アフリカンブラックウッド ■産地:東アフリカ ■比重:1.20 ■重さ:6g ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 蛇のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ147 × 高さ18(mm) ■素材:アフリカンブラックウッド ■産地:東アフリカ ■比重:1.20 ■重さ:6g ■製作:東京都大田区 ・アフリカンブラックウッド【マメ科ツルサイカチ属】 すこし前まで「アフリカ黒檀(こくたん)」と呼ばれ、実際に黒檀のように扱われていた、アフリカ南東地域で産出される稀少な材。 現在では樹種に関する分類が見直され、黒檀といえばカキノキ科の数種類に限るという区分に従って、マメ科のアフリカンブラックウッドは黒檀とは認識されないそうです。 ところが実はこのアフリカンブラックウッド、なんと植物学の分類では、紫檀やチンチャンなどと同じ「マメ科ツルサイカチ属」。つまりこんなに真っ黒なのに「ローズウッド」の仲間なのです。しかも、それなら性質が中途半端なのかというと、お店によっては本黒檀やアフリカ黒檀の通称とおなじ「真黒(マグロ)」という呼び方で販売しているほどきれーーいに真っ黒。しかもカキノキ科の本黒檀よりも密度が高く、ひたすら黒く、硬く、重いという特殊な性質を持っています。 そんなおかしなアフリカンブラックウッドは、その名の通りアフリカのモザンビークやタンザニアにかけて広がるサバンナや林が出身の樹木。古来から現地の人々の手で木彫りの像や装身具に加工されてきました。日本においては本黒檀とともに輸入され、同じように算盤(そろばん)や数珠などに用いられてきました。硬さや質感が向いているということで、オーボエやクラリネットの管体などにも用いられています。 現在ではその希少さのため、大きな木材の形ではほとんど流通していないそうです。 まるで金属のように硬くて重いのに、丁寧に磨き上げた表面の質感は、指で触れても、舌に触れても当たりがするっと繊細で滑らか。そしてかすかに花のような香りのするエキゾチックな銘木です。 7,547円

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鳥のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅18 × 長さ155 × 高さ12(mm) ■素 材:本ツゲ ■産 地:御蔵島(伊豆諸島) ■比 重:0.75 ■重 さ:6g ■製 作:日本製 東京都大田区 鳥の形をした簪(かんざし)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 翼はありませんが、飛んでいる時の美しい姿を簪にしました。 髪に挿した時には、下からは頭とくちばしが、上からは尾の三角形が見えるようになります。 ・留めやすい、崩れないデザイン 一本で髪をスムーズにまとめられます。 ビギナーの方でも使いやすく、緩やかなカーブと中ほどのふくらみがきれいに髪を留めてくれます。 ・軽くて、アレルギーフリー 金属製のかんざしのように、長時間つけていると重くて疲れたりすることはありません。ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・美しく上品なすがた 鳥をモチーフにした丸みのある流線形には、彫刻的な美しさがあります。 可憐で上品な美しさ。 髪に挿したとき、上に出ている尾羽の三角形がワンポイントになって、あなたの後ろ姿をさりげなく引き立ててくれます。 また手に持つと滑らかな触感が心地よく、いつまでも触っていたい気持ちになります。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材の柘植(つげ)は仕上がりの木肌の滑らかさでは国産材ではナンバーワンです。 きれいで細かい黄色の肌理に特徴があります。 昔から、櫛、印鑑、将棋の駒などの素材として使われてきました。 この作品には伊豆諸島の御蔵島産の柘植を使っていますが、鹿児島産の薩摩ツゲも有名です。 材は硬く組織が緻密なので傷がつきにくく、細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・食洗機には入れないで下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。鳥のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅18 × 長さ155 × 高さ12(mm) ■素材:本ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島) ■比重:0.75 ■重さ:6g ■製作:日本製 東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 鳥のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅18 × 長さ155 × 高さ12(mm) ■素材:本ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島) ■比重:0.75 ■重さ:6g ■製作:日本製 東京都大田区 ・ツゲ(柘植・柘・黄柳・黄楊)【ツゲ科ツゲ属】 古来より櫛や将棋の駒、印鑑に用いられてきた木として名高い銘木。日本全国に自生してはいますが、地域によっては自生地が特別天然記念物として指定されるなど、その自生数はかなり限られており、主に鹿児島や伊豆七島で栽培されたものが材として流通しています。 日本で採れる木材の中でもひときわ高価なその理由は、その成木の小ささと、涙ぐましいほどの成長の遅さ。樹齢1000年を超えると考えられている個体でもやっと樹高12mで、自生するツゲのほとんどは5mに満たないそうです。そのうえきちんと直立するほど育ったものでも、幹の太さは5から10cmほど。この小さくほっそりした樹木から、あの明るく美しい材が得られるのです。 そうした儚さに加えて立ち姿も可憐、卵型で上向きの葉がかわいらしく、一見弱々しい印象のあるツゲですが……材木としての特徴はそれとはじつに対照的で、列挙すると、緻密で、堅く、かすかな芳香、そして爽やかな輝きがあります。銘木としてふさわしい特徴をすべて備えた、堂々たる木です。 乾燥後の平均比重は0.75から0.8ほどと言われますが、実際に触れると数字が示すよりもっと密に詰まった感触があります。硬いといっても石のような硬さではなく、かすかに弾力のあるしなやかな堅さを持っており、さらには加工の際に寸法の誤差がきわめて出にくいため、櫛や将棋の駒といった精密な物を造るには最高の材とされてきました。 ツゲの彫刻や駒に艶を持たせるために油に漬けこむ方法もあるようですが、本来ツゲは少しの油で磨きあげることで上品な艶が得られる木です。もともとの美しい木目に指の水分や油がゆっくりと染み込み、持ち主の手癖に従って唯一無二の飴色を呈するのもツゲ材の魅力です。 5,627円

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蛇のかんざし - ピンクアイボリー ■サイズ:幅18 × 長さ149 × 高さ18(mm) ■素 材:ピンクアイボリー ■産 地:アフリカ南部  ■比 重:0.90〜1.06 ■重 さ:6g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 蛇の簪(カンザシ)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のピンクアイボリーですが、ここまでピンク色をした木は他には他にはありません。 色も個体差があって、この材は赤みが強い色をしています。 比重が約1.0なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触があります。 とても硬いので傷がつきにくく、細い部分でも折れることはありません。 普段の生活の中で使っていただき、その魅力と価値を是非感じて下さい。 きっとご満足いただけると思います。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。蛇のかんざし - ピンクアイボリー - ■サイズ:幅18 × 長さ149 × 高さ18(mm) ■素材:ピンクアイボリー ■産地:アフリカ南部  ■比重:0.90〜1.06 ■重さ:6g ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 蛇のかんざし - ピンクアイボリー - ■サイズ:幅18 × 長さ149 × 高さ18(mm) ■素材:ピンクアイボリー ■産地:アフリカ南部  ■比重:0.90〜1.06 ■重さ:6g ■製作:東京都大田区 ・ピンクアイボリー【クロウメモドキ科クマヤナギ属】 南アフリカが主な生産地の、世界的にたいへん稀少な銘木。 そのためか、サイズが大きめの加工品を作っているお店の中には、しばしばこのピンクアイボリーだけは「原材料費を別でいただく場合があります」と断っているところもあるようです。 というのも、そもそもの生産量が少ないうえに、材の周辺部分(地球でいえば地殻からマントルにかけて)はほとんど白色で、写真のような鮮やかなピンク色を呈するのはわずかの心材(地球のコアの部分)だけなのです。 Pink Ibory(直訳すると「桃色象牙」)は、その名の通り、肌理(きめ)が象牙のようにしっとりと細かく、材質は加工困難なほど堅固。ところが、表面があまりに滑らかなためか触感はどこか柔らかく、不思議に肌に馴染みます。 柔らかいのは触感だけでなく、吹奏楽器などに用いても重厚で温かい音の仕上がりになるそうです。 こうした品質の高さと貴重さから、「木のダイヤモンド」とも称されているとか。 実際に手に取って眺めてみれば、たしかにそんな破格の形容も納得できる、素晴らしい木です。 7,987円

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鳥のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ158 × 高さ12(mm) ■素 材:アフリカンブラックウッド ■産 地:東アフリカ ■比 重:1.20 ■重 さ:8g ■製 作:日本製 東京都大田区 鳥の形をした簪(カンザシ)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 翼はありませんが、飛んでいる時の美しい姿を簪にしました。 髪に挿した時には下からは頭とくちばしが、上からは尾の三角形が見えるようになります。 ・留めやすい、崩れないデザイン 一本で髪をスムーズにまとめられます。 ビギナーの方でも使いやすく、緩やかなカーブと中ほどのふくらみがきれいに髪を留めてくれます。 ・軽くて、アレルギーフリー 金属製のかんざしのように、長時間つけていると重くて疲れたりすることはありません。ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・美しく上品なすがた 鳥をモチーフにした丸みのある流線形には、彫刻的な美しさがあります。 可憐で上品な美しさ。 髪に挿したとき、上に出ている尾羽の三角形がワンポイントになって、あなたの後ろ姿をさりげなく引き立ててくれます。 また手に持つと滑らかな触感が心地よく、いつまでも触っていたい気持ちになります。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のアフリカンブラックウッドは黒く艶やかで、奥光する非常に美しい材です。 重が約1.20なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。鳥のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ158 × 高さ12(mm) ■素材:アフリカンブラックウッド ■産地:東アフリカ   ■比重:1.20 ■重さ:8g ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 鳥のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ158 × 高さ12(mm) ■素材:アフリカンブラックウッド ■産地:東アフリカ   ■比重:1.20 ■重さ:8g ■製作:東京都大田区 ・アフリカンブラックウッド【マメ科ツルサイカチ属】 すこし前まで「アフリカ黒檀(こくたん)」と呼ばれ、実際に黒檀のように扱われていた、アフリカ南東地域で産出される稀少な材。 現在では樹種に関する分類が見直され、黒檀といえばカキノキ科の数種類に限るという区分に従って、マメ科のアフリカンブラックウッドは黒檀とは認識されないそうです。 ところが実はこのアフリカンブラックウッド、なんと植物学の分類では、紫檀やチンチャンなどと同じ「マメ科ツルサイカチ属」。つまりこんなに真っ黒なのに「ローズウッド」の仲間なのです。しかも、それなら性質が中途半端なのかというと、お店によっては本黒檀やアフリカ黒檀の通称とおなじ「真黒(マグロ)」という呼び方で販売しているほどきれーーいに真っ黒。しかもカキノキ科の本黒檀よりも密度が高く、ひたすら黒く、硬く、重いという特殊な性質を持っています。 そんなおかしなアフリカンブラックウッドは、その名の通りアフリカのモザンビークやタンザニアにかけて広がるサバンナや林が出身の樹木。古来から現地の人々の手で木彫りの像や装身具に加工されてきました。日本においては本黒檀とともに輸入され、同じように算盤(そろばん)や数珠などに用いられてきました。硬さや質感が向いているということで、オーボエやクラリネットの管体などにも用いられています。 現在ではその希少さのため、大きな木材の形ではほとんど流通していないそうです。 まるで金属のように硬くて重いのに、丁寧に磨き上げた表面の質感は、指で触れても、舌に触れても当たりがするっと繊細で滑らか。そしてかすかに花のような香りのするエキゾチックな銘木です。 5,917円

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鳥のかんざし - チンチャン(手違紫檀) ■サイズ:幅18 × 長さ155 × 高さ12(mm) ■素 材:チンチャン ■産 地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比 重:0.94〜1.04  ■重 さ:6g ■製 作:日本製 東京都大田区 鳥の形をした簪(カンザシ)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 翼はありませんが、飛んでいる時の美しい姿を簪にしました。 髪に挿した時には、下からは頭とくちばしが、上からは尾の三角形が見えるようになります。 ・留めやすい、崩れないデザイン 一本で髪をスムーズにまとめられます。 ビギナーの方でも使いやすく、緩やかなカーブと中ほどのふくらみがきれいに髪を留めてくれます。 ・軽くて、アレルギーフリー 金属製のかんざしのように、長時間つけていると重くて疲れたりすることはありません。ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・美しく上品なすがた 鳥をモチーフにした丸みのある流線形には、彫刻的な美しさがあります。 可憐で上品な美しさ。 髪に挿したとき、上に出ている尾羽の三角形がワンポイントになって、あなたの後ろ姿をさりげなく引き立ててくれます。 また手に持つと滑らかな触感が心地よく、いつまでも触っていたい気持ちになります。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材であるチンチャンはシタンの仲間で赤紫色をしています。 木目は密で細かく、弱い芳香があります。比重が約1.0なので水に沈みます。 硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、 傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・食洗機には入れないで下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。鳥のかんざし - チンチャン(手違紫檀) ■サイズ:幅18 × 長さ155 × 高さ12(mm) ■素材:チンチャン ■産地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比重:0.94〜1.04  ■重さ:6g ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 鳥のかんざし - チンチャン(手違紫檀) ■サイズ:幅18 × 長さ155 × 高さ12(mm) ■素材:チンチャン ■産地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比重:0.94〜1.04  ■重さ:6g ■製作:東京都大田区 ・チンチャン【マメ科ツルサイカチ属】 タイ、ミャンマーなど東南アジアの一部地域に分布。 遠目にはアジアンタムのようにも見える繊細な葉をつけ、立ち姿も美しく、さらには材木としても極めて優れものという、人物だったらモテること間違いなしのイケメン銘木です。 ……ところが日本における俗名は、なんだか怪しい「手違紫檀(てちがいしたん)」。 チンチャンにしてみればきっと不服に違いないこの「手違い」という形容は、なんでもその昔、輸入業者さんが本紫檀(ほんしたん)を注文したはずのところが、間違ってこちらのチンチャンが届いてしまったことに由来するそうです。 もともとこのチンチャンも含むツルサイカチ属は、東南アジア、南アジア、熱帯アメリカ、マダガスカル、そしてアフリカと、赤道周辺の熱帯地域のあちらこちらにその親戚や兄弟が分布しているうえ、同じ地域で発見されたものとなると、ことのほか種と種との区別が難しいのだとか。この「種の分類」という点に関しては本当に困りものの一族で、「150種だ」「いやいや500種以上だ」と、いまだに専門家たちがその手の雑誌を通じてねちねちと言い争っているほどだそうです。 ちなみに分類といえば、紫檀と聞いてピンとくるのが「ローズウッド」。英語である「ローズウッド」の日本語訳として「紫檀」が用いられているのは確かなのですが……これは特に芳香の豊かな数種類のツルサイカチ属をまとめて区別するために設けている総称であって、実際にローズウッドというツルサイカチ属の特定の種があるわけではありません。 では、どの種類のツルサイカチ属がローズウッドに含まれるのかというと、これまたアロマの学派や専門家、あるいは材木取り扱い店舗によってもまちまちで、まったくややこしいったらありません。 チンチャンに話を戻しますと、材木としても極めて優れものと書きましたが、それは材木として販売されている完成品の話で、生きた材木としては乾燥・加工がなかなか困難な、扱いにくい材だそうです。 ですが、一度加工してしまえばその耐久力と使用感はすばらしく、基本的な紫檀の深い色をベースに僅かなオレンジが加わった優雅な色合いや、直線や斜帯状模様が断続的に入れ替わる変則的な木目、そしてかすかな芳香。 古美術然とした気品のある光沢もまた魅力的な、アジアンテイスト溢れる銘木です。 5,330円

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長い蛇のかんざし - チンチャン ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素 材:チンチャン ■産 地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比 重:0.94〜1.04 ■重 さ:10g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 髪の量の多い方用のロングサイズの蛇のかんざしです。 同型の普通(M)サイズのものより3cm程長くなっています。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、 不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材であるチンチャンはシタンの仲間で赤紫色をしています。 木目は密で細かく、弱い芳香があります。比重が約1.0なので水に沈みます。 硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、 傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。長い蛇のかんざし - チンチャン ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:チンチャン ■産地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比重:0.94〜1.04 ■重さ:10g ■製作:日本製 東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 長い蛇のかんざし - チンチャン ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:チンチャン ■産地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比重:0.94〜1.04 ■重さ:10g ■製作:日本製 東京都大田区 ・チンチャン【マメ科ツルサイカチ属】 タイ、ミャンマーなど東南アジアの一部地域に分布。 遠目にはアジアンタムのようにも見える繊細な葉をつけ、立ち姿も美しく、さらには材木としても極めて優れものという、人物だったらモテること間違いなしのイケメン銘木です。 ……ところが日本における俗名は、なんだか怪しい「手違紫檀(てちがいしたん)」。 チンチャンにしてみればきっと不服に違いないこの「手違い」という形容は、なんでもその昔、輸入業者さんが本紫檀(ほんしたん)を注文したはずのところが、間違ってこちらのチンチャンが届いてしまったことに由来するそうです。 もともとこのチンチャンも含むツルサイカチ属は、東南アジア、南アジア、熱帯アメリカ、マダガスカル、そしてアフリカと、赤道周辺の熱帯地域のあちらこちらにその親戚や兄弟が分布しているうえ、同じ地域で発見されたものとなると、ことのほか種と種との区別が難しいのだとか。この「種の分類」という点に関しては本当に困りものの一族で、「150種だ」「いやいや500種以上だ」と、いまだに専門家たちがその手の雑誌を通じてねちねちと言い争っているほどだそうです。 ちなみに分類といえば、紫檀と聞いてピンとくるのが「ローズウッド」。英語である「ローズウッド」の日本語訳として「紫檀」が用いられているのは確かなのですが……これは特に芳香の豊かな数種類のツルサイカチ属をまとめて区別するために設けている総称であって、実際にローズウッドというツルサイカチ属の特定の種があるわけではありません。 では、どの種類のツルサイカチ属がローズウッドに含まれるのかというと、これまたアロマの学派や専門家、あるいは材木取り扱い店舗によってもまちまちで、まったくややこしいったらありません。 チンチャンに話を戻しますと、材木としても極めて優れものと書きましたが、それは材木として販売されている完成品の話で、生きた材木としては乾燥・加工がなかなか困難な、扱いにくい材だそうです。 ですが、一度加工してしまえばその耐久力と使用感はすばらしく、基本的な紫檀の深い色をベースに僅かなオレンジが加わった優雅な色合いや、直線や斜帯状模様が断続的に入れ替わる変則的な木目、そしてかすかな芳香。 古美術然とした気品のある光沢もまた魅力的な、アジアンテイスト溢れる銘木です。 6,814円

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ココショク 日本の手仕事雑貨
花のかんざし - チンチャン(手違紫檀) ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素 材:チンチャン ■産 地:タイ、ミャンマー、カンボジア  ■比 重:1.0 ■重 さ:7g ■象 嵌:950銀 ■製 作:日本製 東京都大田区 花の簪(カンザシ)です。 花をモチーフとした丸みのある曲線的なデザインで、アクセントとしてシルバーが象嵌されています。 小さいですがこのシルバーの放つ輝きが、かんざしの存在を際立たせます。 装飾的なかんざしではありませんが、可憐な美しさがあると思います。 挿しやすく、緩やかなカーブと中ほどの膨らみが一本で髪をしっかり留めてくれるはずです。 ・留めやすい、崩れないデザイン 長い髪、硬い髪でも一本でスムーズにまとめられる、ホールド感と安心感のあるかたちです。。 ビギナーの方でも使いやすく、緩やかなカーブと中ほどのふくらみがきれいに髪を留めてくれます。 ・軽くて、アレルギーフリー 金属製のかんざしのように、長時間つけていると重くて疲れたりすることはありません。ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・美しく上品なすがた 花をモチーフにした丸みのある曲線的なデザインは、流れるような美しさがあります。 アクセントとして象嵌されたシルバーは小さいですが、このシルバーの放つ輝きが、かんざしの全体を、そしてあなたの後ろ姿をさりげなく引き立ててくれます。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材であるチンチャンはシタンの仲間で赤紫色をしています。 木目は密で細かく、弱い芳香があります。比重が約1.0なので水に沈みます。 硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・食洗機には入れないで下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。花のかんざし - チンチャン(手違紫檀) ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素材:チンチャン ■産地:タイ、ミャンマー、カンボジア  ■比重:1.0 ■重さ:7g ■象嵌:950銀 ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 花のかんざし - チンチャン(手違紫檀) ■サイズ:幅27 × 長さ157 × 高さ8(mm) ■素材:チンチャン ■産地:タイ、ミャンマー、カンボジア  ■比重:1.0 ■重さ:7g ■象嵌:950銀 ■製作:東京都大田区 ・チンチャン【マメ科ツルサイカチ属】 タイ、ミャンマーなど東南アジアの一部地域に分布。 遠目にはアジアンタムのようにも見える繊細な葉をつけ、立ち姿も美しく、さらには材木としても極めて優れものという、人物だったらモテること間違いなしのイケメン銘木です。 ……ところが日本における俗名は、なんだか怪しい「手違紫檀(てちがいしたん)」。 チンチャンにしてみればきっと不服に違いないこの「手違い」という形容は、なんでもその昔、輸入業者さんが本紫檀(ほんしたん)を注文したはずのところが、間違ってこちらのチンチャンが届いてしまったことに由来するそうです。 もともとこのチンチャンも含むツルサイカチ属は、東南アジア、南アジア、熱帯アメリカ、マダガスカル、そしてアフリカと、赤道周辺の熱帯地域のあちらこちらにその親戚や兄弟が分布しているうえ、同じ地域で発見されたものとなると、ことのほか種と種との区別が難しいのだとか。この「種の分類」という点に関しては本当に困りものの一族で、「150種だ」「いやいや500種以上だ」と、いまだに専門家たちがその手の雑誌を通じてねちねちと言い争っているほどだそうです。 ちなみに分類といえば、紫檀と聞いてピンとくるのが「ローズウッド」。英語である「ローズウッド」の日本語訳として「紫檀」が用いられているのは確かなのですが……これは特に芳香の豊かな数種類のツルサイカチ属をまとめて区別するために設けている総称であって、実際にローズウッドというツルサイカチ属の特定の種があるわけではありません。 では、どの種類のツルサイカチ属がローズウッドに含まれるのかというと、これまたアロマの学派や専門家、あるいは材木取り扱い店舗によってもまちまちで、まったくややこしいったらありません。 チンチャンに話を戻しますと、材木としても極めて優れものと書きましたが、それは材木として販売されている完成品の話で、生きた材木としては乾燥・加工がなかなか困難な、扱いにくい材だそうです。 ですが、一度加工してしまえばその耐久力と使用感はすばらしく、基本的な紫檀の深い色をベースに僅かなオレンジが加わった優雅な色合いや、直線や斜帯状模様が断続的に入れ替わる変則的な木目、そしてかすかな芳香。 古美術然とした気品のある光沢もまた魅力的な、アジアンテイスト溢れる銘木です。 5,917円

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長い蛇のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素 材:本ツゲ ■産 地:御蔵島(伊豆諸島)など  ■比 重:0.75 ■重 さ:9g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 髪の量の多い方用のロングサイズの蛇のかんざしです。 同型の普通(M)サイズのものより3cm程長くなっています。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、 不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材の柘植(つげ)は仕上がりの木肌の滑らかさでは国産材ではナンバーワンです。 きれいで細かい黄色の肌理に特徴があります。 昔から、櫛、印鑑、将棋の駒などの素材として使われてきました。 この作品では御蔵島産の御蔵ツゲを使っていますが、他では鹿児島産の薩摩ツゲが有名です。 材は硬く組織が緻密なので傷がつきにくく、細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。長い蛇のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:本ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島)など  ■比重:0.75 ■重さ:9g ■製作:日本製 東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 長い蛇のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:本ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島)など  ■比重:0.75 ■重さ:9g ■製作:日本製 東京都大田区 ・ツゲ(柘植・柘・黄柳・黄楊)【ツゲ科ツゲ属】 古来より櫛や将棋の駒、印鑑に用いられてきた木として名高い銘木。日本全国に自生してはいますが、地域によっては自生地が特別天然記念物として指定されるなど、その自生数はかなり限られており、主に鹿児島や伊豆七島で栽培されたものが材として流通しています。 日本で採れる木材の中でもひときわ高価なその理由は、その成木の小ささと、涙ぐましいほどの成長の遅さ。樹齢1000年を超えると考えられている個体でもやっと樹高12mで、自生するツゲのほとんどは5mに満たないそうです。そのうえきちんと直立するほど育ったものでも、幹の太さは5から10cmほど。この小さくほっそりした樹木から、あの明るく美しい材が得られるのです。 そうした儚さに加えて立ち姿も可憐、卵型で上向きの葉がかわいらしく、一見弱々しい印象のあるツゲですが……材木としての特徴はそれとはじつに対照的で、列挙すると、緻密で、堅く、かすかな芳香、そして爽やかな輝きがあります。銘木としてふさわしい特徴をすべて備えた、堂々たる木です。 乾燥後の平均比重は0.75から0.8ほどと言われますが、実際に触れると数字が示すよりもっと密に詰まった感触があります。硬いといっても石のような硬さではなく、かすかに弾力のあるしなやかな堅さを持っており、さらには加工の際に寸法の誤差がきわめて出にくいため、櫛や将棋の駒といった精密な物を造るには最高の材とされてきました。 ツゲの彫刻や駒に艶を持たせるために油に漬けこむ方法もあるようですが、本来ツゲは少しの油で磨きあげることで上品な艶が得られる木です。もともとの美しい木目に指の水分や油がゆっくりと染み込み、持ち主の手癖に従って唯一無二の飴色を呈するのもツゲ材の魅力です。 7,107円

蛇のかんざし パロサント 一本挿し 木工作家 工房kusukusu 木 ウッド 可愛い カンザシ 簪 和 工芸作品 木工細工 簪 ヘビ へび 日本製 銘木 手作り 天然木 無垢 ハンドメイド おしゃれ 上品 木製 かんざし プレゼント 贈り物 【夏ギフト】

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蛇のかんざし - パロサント ■サイズ:幅18 × 長さ149 × 厚さ18(mm) ■素 材:パロサント ■産 地:南米(ペルー、アルゼンチン) ■比 重:1.20 ■重 さ:6g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 蛇の簪(かんざし)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、 不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のパロサントは世界中の木の中で最も重い木の一つです。鮮やかなグリーン(黄緑褐色)をしており、これほど緑色が鮮やかな木材は他にはありません。 油分があり耐久性や防虫性に大変優れています。 比重が約1.10なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。蛇のかんざし - パロサント ■サイズ:幅18 × 長さ149 × 厚さ18(mm) ■素材:パロサント ■産地:南米(ペルー、アルゼンチン) ■比重:1.20 ■重さ:6g ■製作:日本製 東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 蛇のかんざし - パロサント ■サイズ:幅18 × 長さ149 × 厚さ18(mm) ■素材:パロサント ■産地:南米(ペルー、アルゼンチン) ■比重:1.20 ■重さ:6g ■製作:日本製 東京都大田区 ・パロサント【ハマビシ科ブルセラ属】 和名では「緑檀」と呼ばれ、とても木とは思えない緑色が独特な樹木。 スペイン語で「Palo Santo」とは「聖なる棒、神の木」の意であり、その名の起源はあの空中都市マチュピチュで知られるインカ文明にまで遡ります。 アロマセラピーやリラクゼーション療法の領域では広く知られている通り、香木用のパロサントは、切れ端やオイルからバニラのようなクリーミーさと森の爽やかさが入り混じった奥ゆかしい香りがし、偏頭痛や呼吸器の疾病症状を和らげるといわれていますが、科学的な分析力のなかった当時のインカ帝国でもすでに最重要の植物薬として珍重されていたそうです。その香り高い煙は「場を浄め、悪を払い、幸運を呼び込む」と言われ、現在でもアンデス地方のシャーマンはその特殊な用法や儀式を大切に継承し続けています。 そして材木用としてのパロサントは上記の近似種であり、世界一硬い木の一つ(計測箇所によって微動するため、いちばん!と言い切ってしまうことは難しいのです)である「リグナムバイタ」とも近種であるだけに耐久性は抜群で、木目美しく、アルゼンチンやペルーなどでは、マテ茶を入れるための本式の茶筒や、装飾品、高級ステッキなどに用いられています。 木の成長は遅く、限られた地域にしか生育しないことから、保護と植樹、そうして人が受け取る分とのバランスという点でも、自然界との深いつながりを感じさせてくれる樹木です。 5,934円

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長い蛇のかんざし - パロサント ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素 材:パロサント ■産 地:南米(パラグアイ、アルゼンチン) ■比 重:1.10 ■重 さ:10g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 髪の量の多い方用のロングサイズの蛇のかんざしです。 同型の普通(M)サイズのものより3cm程長くなっています。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、 不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のパロサントは世界中の木の中で最も重い木の一つです。鮮やかなグリーン(黄緑褐色)をしており、これほど緑色が鮮やかな木材は他にはありません。油分があり耐久性や防虫性に大変優れています。 比重が約1.10なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、 傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。長い蛇のかんざし - パロサント ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:パロサント ■産地:南米(パラグアイ、アルゼンチン) ■比重:1.10 ■重さ:10g ■製作:日本製 東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 長い蛇のかんざし - パロサント ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:パロサント ■産地:南米(パラグアイ、アルゼンチン) ■比重:1.10 ■重さ:10g ■製作:日本製 東京都大田区 ・パロサント【ハマビシ科ブルセラ属】 和名では「緑檀」と呼ばれ、とても木とは思えない緑色が独特な樹木。 スペイン語で「Palo Santo」とは「聖なる棒、神の木」の意であり、その名の起源はあの空中都市マチュピチュで知られるインカ文明にまで遡ります。 アロマセラピーやリラクゼーション療法の領域では広く知られている通り、香木用のパロサントは、切れ端やオイルからバニラのようなクリーミーさと森の爽やかさが入り混じった奥ゆかしい香りがし、偏頭痛や呼吸器の疾病症状を和らげるといわれていますが、科学的な分析力のなかった当時のインカ帝国でもすでに最重要の植物薬として珍重されていたそうです。その香り高い煙は「場を浄め、悪を払い、幸運を呼び込む」と言われ、現在でもアンデス地方のシャーマンはその特殊な用法や儀式を大切に継承し続けています。 そして材木用としてのパロサントは上記の近似種であり、世界一硬い木の一つ(計測箇所によって微動するため、いちばん!と言い切ってしまうことは難しいのです)である「リグナムバイタ」とも近種であるだけに耐久性は抜群で、木目美しく、アルゼンチンやペルーなどでは、マテ茶を入れるための本式の茶筒や、装飾品、高級ステッキなどに用いられています。 木の成長は遅く、限られた地域にしか生育しないことから、保護と植樹、そうして人が受け取る分とのバランスという点でも、自然界との深いつながりを感じさせてくれる樹木です。 6,814円

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ココショク 日本の手仕事雑貨
長い蛇のかんざし - ピンクアイボリー ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素 材:ピンクアイボリー ■産 地:アフリカ南部 ■比 重:1.0 ■重 さ:10g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 髪の量の多い方用のロングサイズの蛇のかんざしです。 同型の普通(M)サイズのものより3cm程長くなっています。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、 不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のピンクアイボリーですが、ここまでピンク色をした木は他にはありません。 色も個体差がありますが、この材は赤みが強い色をしています。 比重が約1.0なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、 傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。長い蛇のかんざし - ピンクアイボリー ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:ピンクアイボリー ■産地:アフリカ南部 ■比重:1.0 ■重さ:10g ■製作:日本製 東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 長い蛇のかんざし - ピンクアイボリー ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:ピンクアイボリー ■産地:アフリカ南部 ■比重:1.0 ■重さ:10g ■製作:日本製 東京都大田区 ・ピンクアイボリー【クロウメモドキ科クマヤナギ属】 南アフリカが主な生産地の、世界的にたいへん稀少な銘木。 そのためか、サイズが大きめの加工品を作っているお店の中には、しばしばこのピンクアイボリーだけは「原材料費を別でいただく場合があります」と断っているところもあるようです。 というのも、そもそもの生産量が少ないうえに、材の周辺部分(地球でいえば地殻からマントルにかけて)はほとんど白色で、写真のような鮮やかなピンク色を呈するのはわずかの心材(地球のコアの部分)だけなのです。 Pink Ibory(直訳すると「桃色象牙」)は、その名の通り、肌理(きめ)が象牙のようにしっとりと細かく、材質は加工困難なほど堅固。ところが、表面があまりに滑らかなためか触感はどこか柔らかく、不思議に肌に馴染みます。 柔らかいのは触感だけでなく、吹奏楽器などに用いても重厚で温かい音の仕上がりになるそうです。 こうした品質の高さと貴重さから、「木のダイヤモンド」とも称されているとか。 実際に手に取って眺めてみれば、たしかにそんな破格の形容も納得できる、素晴らしい木です。 8,867円

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鳥のかんざし - ピンクアイボリー ■サイズ:幅18 × 長さ156 × 高さ12(mm) ■素 材:ピンクアイボリー ■産 地:アフリカ南部 ■比 重:0.90〜1.06 ■重 さ:6g ■製作:日本製 東京都大田区 鳥の形をした簪(カンザシ)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 翼はありませんが、飛んでいる時の美しい姿を簪にしました。 髪に挿した時には、下からは頭とくちばしが、上からは尾の三角形が見えるようになります。 ・留めやすい、崩れないデザイン 一本で髪をスムーズにまとめられます。 ビギナーの方でも使いやすく、緩やかなカーブと中ほどのふくらみがきれいに髪を留めてくれます。 ・軽くて、アレルギーフリー 金属製のかんざしのように、長時間つけていると重くて疲れたりすることはありません。ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・美しく上品なすがた 鳥をモチーフにした丸みのある流線形には、彫刻的な美しさがあります。 可憐で上品な美しさ。 髪に挿したとき、上に出ている尾羽の三角形がワンポイントになって、あなたの後ろ姿をさりげなく引き立ててくれます。 また手に持つと滑らかな触感が心地よく、いつまでも触っていたい気持ちになります。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のピンクアイボリーですが、ここまでピンク色をした木は他には他にはありません。 比重が約1.0なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触があります。 普段の生活の中で使っていただき、その魅力と価値を是非感じて下さい。 きっとご満足いただけると思います。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・食洗機には入れないで下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。鳥のかんざし - ピンクアイボリー ■サイズ:幅18 × 長さ156 × 高さ12(mm) ■素 材:ピンクアイボリー ■産 地:アフリカ南部 ■比 重:0.90〜1.06 ■重 さ:6g ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 鳥のかんざし - ピンクアイボリー ■サイズ:幅18 × 長さ156 × 高さ12(mm) ■素 材:ピンクアイボリー ■産 地:アフリカ南部 ■比 重:0.90〜1.06 ■重 さ:6g ■製作:東京都大田区 ・ピンクアイボリー【クロウメモドキ科クマヤナギ属】 南アフリカが主な生産地の、世界的にたいへん稀少な銘木。 そのためか、サイズが大きめの加工品を作っているお店の中には、しばしばこのピンクアイボリーだけは「原材料費を別でいただく場合があります」と断っているところもあるようです。 というのも、そもそもの生産量が少ないうえに、材の周辺部分(地球でいえば地殻からマントルにかけて)はほとんど白色で、写真のような鮮やかなピンク色を呈するのはわずかの心材(地球のコアの部分)だけなのです。 Pink Ibory(直訳すると「桃色象牙」)は、その名の通り、肌理(きめ)が象牙のようにしっとりと細かく、材質は加工困難なほど堅固。ところが、表面があまりに滑らかなためか触感はどこか柔らかく、不思議に肌に馴染みます。 柔らかいのは触感だけでなく、吹奏楽器などに用いても重厚で温かい音の仕上がりになるそうです。 こうした品質の高さと貴重さから、「木のダイヤモンド」とも称されているとか。 実際に手に取って眺めてみれば、たしかにそんな破格の形容も納得できる、素晴らしい木です。 6,960円

長い蛇のかんざし アフリカンブラックウッド 簪 一本挿し 1本 和 おしゃれ 木工作家 工房kusukusu 工芸作品 木工細工 ヘビ へび お洒落 日本製 ロングサイズ 長いかんざし 大きい 髪の量が多い人向き 手作り 無垢 オシャレな木製かんざし 贈り物

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長い蛇のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素 材:アフリカンブラックウッド   ■産 地:東アフリカ ■比 重:1.20 ■重 さ:10g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 髪の量の多い方用のロングサイズの蛇のかんざしです。 同型の普通(M)サイズのものより3cm程長くなっています。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、 不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材のアフリカンブラックウッドは黒く艶やかで、奥光りする非常に美しい材です。 比重が約1.20なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので金属のような光沢と滑らかな感触があり、 傷がつきにくく細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。長い蛇のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:アフリカンブラックウッド   ■産地:東アフリカ ■比重:1.20 ■重さ:10g ■製作:日本製 東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 長い蛇のかんざし - アフリカンブラックウッド ■サイズ:幅18 × 長さ180 × 厚さ18(mm) ■素材:アフリカンブラックウッド   ■産地:東アフリカ ■比重:1.20 ■重さ:10g ■製作:日本製 東京都大田区 ・アフリカンブラックウッド【マメ科ツルサイカチ属】 すこし前まで「アフリカ黒檀(こくたん)」と呼ばれ、実際に黒檀のように扱われていた、アフリカ南東地域で産出される稀少な材。 現在では樹種に関する分類が見直され、黒檀といえばカキノキ科の数種類に限るという区分に従って、マメ科のアフリカンブラックウッドは黒檀とは認識されないそうです。 ところが実はこのアフリカンブラックウッド、なんと植物学の分類では、紫檀やチンチャンなどと同じ「マメ科ツルサイカチ属」。つまりこんなに真っ黒なのに「ローズウッド」の仲間なのです。しかも、それなら性質が中途半端なのかというと、お店によっては本黒檀やアフリカ黒檀の通称とおなじ「真黒(マグロ)」という呼び方で販売しているほどきれーーいに真っ黒。しかもカキノキ科の本黒檀よりも密度が高く、ひたすら黒く、硬く、重いという特殊な性質を持っています。 そんなおかしなアフリカンブラックウッドは、その名の通りアフリカのモザンビークやタンザニアにかけて広がるサバンナや林が出身の樹木。古来から現地の人々の手で木彫りの像や装身具に加工されてきました。日本においては本黒檀とともに輸入され、同じように算盤(そろばん)や数珠などに用いられてきました。硬さや質感が向いているということで、オーボエやクラリネットの管体などにも用いられています。 現在ではその希少さのため、大きな木材の形ではほとんど流通していないそうです。 まるで金属のように硬くて重いのに、丁寧に磨き上げた表面の質感は、指で触れても、舌に触れても当たりがするっと繊細で滑らか。 そしてかすかに花のような香りのする、エキゾチックな銘木です。 7,547円

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蛇のかんざし - 柘植(ツゲ) ■サイズ:幅18 × 長さ150 × 厚さ8(mm) ■素 材:本ツゲ ■産 地:御蔵島(伊豆諸島) ■比 重:0.75 ■重 さ:6g ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 蛇の簪(かんざし)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より世界各地で『神の化身』や『神の使い』として豊穣、生殖や多産、 不老不死を象徴するものとして崇められ、デザインとしても多く用いられてきました。 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材の柘植(つげ)は仕上がりの木肌の滑らかさでは国産材ではナンバーワンです。 きれいで細かい黄色の肌理に特徴があります。 昔から、櫛、印鑑、将棋の駒などの素材として使われてきました。 この作品には伊豆諸島の御蔵島産の柘植を使っていますが、鹿児島産の薩摩ツゲも有名です。 材は硬く組織が緻密なので傷がつきにくく、細い部分でも折れることはありません。 持った時のフィット感・存在感を是非感じてみて下さい。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。蛇のかんざし - 柘植(ツゲ) - ■サイズ:幅28 × 長さ150 × 厚さ8(mm) ■素材:本ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島) ■比重:0.75 ■重さ:6g ■製作:日本製 東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 蛇のかんざし - 柘植(ツゲ) - ■サイズ:幅28 × 長さ150 × 厚さ8(mm) ■素材:本ツゲ ■産地:御蔵島(伊豆諸島) ■比重:0.75 ■重さ:6g ■製作:日本製 東京都大田区 ・ツゲ(柘植・柘・黄柳・黄楊)【ツゲ科ツゲ属】 古来より櫛や将棋の駒、印鑑に用いられてきた木として名高い銘木。日本全国に自生してはいますが、地域によっては自生地が特別天然記念物として指定されるなど、その自生数はかなり限られており、主に鹿児島や伊豆七島で栽培されたものが材として流通しています。 日本で採れる木材の中でもひときわ高価なその理由は、その成木の小ささと、涙ぐましいほどの成長の遅さ。樹齢1000年を超えると考えられている個体でもやっと樹高12mで、自生するツゲのほとんどは5mに満たないそうです。そのうえきちんと直立するほど育ったものでも、幹の太さは5から10cmほど。この小さくほっそりした樹木から、あの明るく美しい材が得られるのです。 そうした儚さに加えて立ち姿も可憐、卵型で上向きの葉がかわいらしく、一見弱々しい印象のあるツゲですが……材木としての特徴はそれとはじつに対照的で、列挙すると、緻密で、堅く、かすかな芳香、そして爽やかな輝きがあります。銘木としてふさわしい特徴をすべて備えた、堂々たる木です。 乾燥後の平均比重は0.75から0.8ほどと言われますが、実際に触れると数字が示すよりもっと密に詰まった感触があります。硬いといっても石のような硬さではなく、かすかに弾力のあるしなやかな堅さを持っており、さらには加工の際に寸法の誤差がきわめて出にくいため、櫛や将棋の駒といった精密な物を造るには最高の材とされてきました。 ツゲの彫刻や駒に艶を持たせるために油に漬けこむ方法もあるようですが、本来ツゲは少しの油で磨きあげることで上品な艶が得られる木です。もともとの美しい木目に指の水分や油がゆっくりと染み込み、持ち主の手癖に従って唯一無二の飴色を呈するのもツゲ材の魅力です。 6,520円

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蛇のかんざし - チンチャン(手違紫檀) ■サイズ:幅20 長さ153 厚さ20(mm) ■素 材:チンチャン ■産 地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比 重:0.94〜1.04 ■重 さ:6g  ■利き手:右利き用 or 左利き用 ■製 作:日本製 東京都大田区 蛇の簪(かんざし)です。 挿しやすく、一本で髪がしっかり留まるとお使いの方からご好評をいただいております。 螺旋形の曲線的フォルムから、いかにも動きだしそうな生命感を感じていただけると思います。 蛇は古来より『神の化身』して崇められてきましたが、 この蛇の簪がそれを身に付けた方の「守護神」となって、パワーを発揮してくれますように。 ・留めやすい、崩れないデザイン 蛇の螺旋が髪をしっかり留めてくれる、最強のかんざしです。こんなかんざしは他を探してもありません。 ビギナーの方でも使いやすく、長い髪、硬い髪もしっかりまとまります。 蛇の頭の部分を持って回転させながら髪にさしていくと、次第に太くなる螺旋がネジのようにしっかり食い込んで抜けなくなります。 また、挿したあとでも軸をくねらせて細かい調節ができ、「キツすぎる…」「ちょっと巻きが足りない…」といったストレスなくお使い頂けるはずです。 ・痛くならず、アレルギーフリー 蛇のおなかの曲線が頭のかたちにフィットするので、頭皮が痛くなることもありません。 こればっかりはステンレスや真鍮ではなかなか……もちろん、ニッケルやクロムなどの金属アレルギーをお持ちの方でも安心してお使い頂けます。 木の素材感を活かしつつ、安全に耐水性を高めるために、植物オイル+蜜蝋ワックス+ウレタン系浸透性塗料(北海道、岩手県の小学校で木製食器に用いられているもの)で仕上げています。 パロサントという樹種だけは、緑の発色を良くするためにウレタンを施していません。 ・華美でないシンプルなすがた 留めたときの「ちょこん」と出た蛇の頭が可愛らしく、さりげなく存在感を主張してくれますが、あくまでシンプルな使いやすさを求めたかたち。 華美な装飾がないので、浴衣や着物、普段使いでも、場面を選ばず気軽にお使い頂ける汎用性を持っています。 ・樹種について 素材であるチンチャンはローズウッドの仲間でシタンと同じ属で良材です。 赤紫色で木目は密で細かく筍杢がでます。比重が約1.0なので水に沈みます。 材は硬く組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触があります。 とても硬いので傷がつきにくく、細い部分でも折れることはありません。 普段の生活の中で使っていただき、その魅力と価値を是非感じて下さい。 きっとご満足いただけると思います。 堅く丈夫な材質のためメンテナンスをしっかりやっていただければ永く使い続けることができます。 木の素材感(木目や色)を生かすために植物オイルと蜜蝋ワックスで仕上げています。 天然由来のため皮膚に与える刺激もなく安全です。 自然素材によるハンドメイド制作のため個体差が生じる場合がございますが、素材選びから完成に至るまで1点ずつ大切に制作しておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 この他にも ピンクアイボリー、アフリカンブラックウッド、 ペクイア、チンチャン(手違紫檀)、ムラサキタガヤサン、 ボコテ、キングウッド、シマコクタン、タモ、 柘植(ツゲ)、パオロサ、パロサント などを用いた作品があります。 工房kusukusu 鈴木國義 20年間木工制作を続けていましたが、2015年に工房kusukusuを立ち上げ木工作家として歩み始めました。もともとの専門は彫刻です。 現在、アフリカ、東南アジア、中南米などの世界の美しく魅力的な木材を使ってカトラリーやヘアアクセサリーを制作しています。 私が最も好んで使用するのはコクタンに代表される比重1.0以上(水に沈む)の重く硬い木です。硬さ故に加工は容易ではありませんが、強さを保ったままシャープな形をつくることが可能です。また組織が緻密なので、金属のような光沢と滑らかな感触を得ることができます。 カトラリー・アクセサリーなどのデザインでは ・自然の動植物が持つ生命的なライン、有機的な形 ・有機的でありながら機能性も重視したシャープな形  をめざしています。 普段の生活の中で使っていただくことで、木の魅力を感じていただければと思っています。 ご確認頂きたいこととお願い ・材木の入手状況次第では、作品をお届けするまでに数か月間お待ち頂く場合もございます。どうかご了承下さい。 ・洗う際は、スポンジに洗剤をつけやさしく洗った後、水洗いして水気をふき取って下さい。 ・表面に光沢がなくなったら、つばき油、オリーブオイル等のオイルか天然由来のワックスを塗って、布で乾拭きして下さい。 ・表面がザラついたら360番→600番のサンドペーパーで磨いてから、オイル等を塗って乾拭きして下さい。 ・削りから磨き上げまですべてが手作業のため、表記のサイズとはわずかな誤差が生じる可能性がございますが、これも手づくりの良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ心より幸いでございます。蛇のかんざし - チンチャン(手違紫檀) ■サイズ:幅20 長さ153 厚さ20(mm) ■素材:チンチャン ■産地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比重:0.94〜1.04 ■重さ:6g  ■製作:東京都大田区 東京都大田区、馬込の一角にある工房kusukusu(クスクス)さん。 かれこれ30年間以上にわたって木工工芸の教師として彫刻を教えてきた鈴木國義さんが、お一人でデザイン・製作を手掛けています。 専門的な木工芸術の知識や技術を伝える傍ら、ご自身でも作品を作り続けていた鈴木さんですが、なんでも江戸木彫りの職人さんのちょっとした一言が、それまで蓄え続けたイメージをついに作品と一致させるきっかけになったそうです。 その言葉とは——— 「道具は使うからこそ、その形になる。」 「工芸作家さんの作品」というと、いかにも意味深長で、少しとっつきにくいものを想像する方もいらっしゃるかもしれません。 ところが鈴木さんの作品は、とっつきにくいどころか、それぞれが手に吸い付くような、触れた手が一度で覚えてしまうような感触を持っています。 動物や植物のもつ曲線と、実用的で鋭利な線が、カトラリーやかんざしのなかにぎゅっと濃縮され、一見すると単純なのに、まじまじと見つめるほどにその複雑さに驚く、不思議なかたち。 見る目に美しい膨らみや起伏が、手に持つと心地良いことにも気が付く、思わず2+2=5と言いたくなるような姿と触感の工夫が凝らされています。 ツゲや黒檀、タガヤサンといった押しも押されぬ銘木から、ボコテやペクイアのようなあまり知られていない良質な木まで、鈴木さんが見繕った十数種類の緻密で重い木から、kusukusuの作品は生まれます。 中南米やカリブ海諸島、アフリカ、東南アジア、そして日本。 古来よりそれぞれの産地で工芸品や楽器などに用いられてきた魅力的な材ばかりですが、輸出量の制限や生育数の不安定さ、そして乾燥加工の難しさから、どれも現在では高価で希少になっているものばかりです。 産地も歴史も異なる木々、それぞれが秘めている風合いと良さを活かすために、最適なかたち。 ある木は川床で磨かれた石のように硬く、ある木は張りつめた弓弦のように堅く、またある木は時間の止まったカスタードのように固い。密度の高い木に固有の「かたさ」を楽しむために、しっくりくるかたち。 良いペン軸やお箸にも共通する、載せた指自体がそのバランスを楽しんでいるかのような、遊びのある重み。最初は軽く、だんだんと意識されるにつれ手に伝わってくる、そんな木の「重さ」を味わえるかたち。 まるで眠っていた角材の中から、作品の姿につられて、木そのものの色や体温まで表に現れるかのようです。 スプーン、バターナイフ、蛇のかんざしに、鳥の姿をしたかんざし——— どれも最初からこの形だったのではなく、姿と手触りの一致を求める試行錯誤の末に辿り着いたそうです。 実際にこれまでの試作品をいくつか手に取らせて頂きましたが、現在の形に比べるとその差は歴然。目が納得しないと不思議に手も納得しないということが、試作品に触れるとたしかに実感できます。 そうして行きついた線と曲と円、一様ではない、変化に富む形状をひとつの角材からあらわす作業工程は、複雑どころか、いたってシンプルな力技。 電動糸鋸で材のサイズを整え、型紙に沿って鉛筆でアタリを描き、万力でがっしりと固定。 そしてそこから先は、彫刻刀とハンマーを使って、ひたすら目測と手の感覚で削り出してゆきます。 ゴリゴリ、バキバキ、ものすごい音。 万力ごと机が震えて、床に立っている足まで振動が伝わってきます。乾燥させたあとでも水に沈むほど比重の重い、ぎっしりと密度の高い木を用いた作品をあまり見かけない理由がよく分かります。加工があまりに難航するため、数を作ることができないのです。 それでも木が好きで、かたい木がもっと好きな鈴木さんは、気難しくて癖のある、だからこそ滑らかに美しく仕上がる木を選びます。 その木の美しさと質感を、あるものは図形的な美しさに、あるものは動物、植物、そして人間がもつ自然な起伏や曲線に託して、日常の中で使うことで味わえるようなかたちに表現します。 形が出来あがっただけでは、まだ完成ではありません。 目の細かい紙やすりを使って全体を丁寧に磨き上げることで、最後の魔法が起こります。 それまで白っぽくくすんでいた表面にだんだんと色が出て、艶が出て…… そして最後に蜜蝋を塗り込むと、まるで息吹を与えられたように木が鮮やかに発色するのです。 ああ、だからこんなにかたい木を選ぶんだ、だから木が好きなんだ——— 一見風変わりな曲線。 機能性を備えたシャープな線。 そして丁寧で滑らかな表面の仕上げ。 最後には「その木の良さを味わえる形」という静かな感覚に収束していく、すこし不思議な体験。 「道具は使うからこそ、その形になる。」 木を愛する木工作家が辿り着いた、姿と手触りの魔法をどうぞご覧ください。 蛇のかんざし - チンチャン(手違紫檀)- ■サイズ:幅20 長さ153 厚さ20(mm) ■素材:チンチャン ■産地:タイ、ミャンマー、カンボジア ■比重:0.94〜1.04 ■重さ:6g  ■製作:東京都大田区 ・チンチャン【マメ科ツルサイカチ属】 タイ、ミャンマーなど東南アジアの一部地域に分布。 遠目にはアジアンタムのようにも見える繊細な葉をつけ、立ち姿も美しく、さらには材木としても極めて優れものという、人物だったらモテること間違いなしのイケメン銘木です。 ……ところが日本における俗名は、なんだか怪しい「手違紫檀(てちがいしたん)」。 チンチャンにしてみればきっと不服に違いないこの「手違い」という形容は、なんでもその昔、輸入業者さんが本紫檀(ほんしたん)を注文したはずのところが、間違ってこちらのチンチャンが届いてしまったことに由来するそうです。 もともとこのチンチャンも含むツルサイカチ属は、東南アジア、南アジア、熱帯アメリカ、マダガスカル、そしてアフリカと、赤道周辺の熱帯地域のあちらこちらにその親戚や兄弟が分布しているうえ、同じ地域で発見されたものとなると、ことのほか種と種との区別が難しいのだとか。この「種の分類」という点に関しては本当に困りものの一族で、「150種だ」「いやいや500種以上だ」と、いまだに専門家たちがその手の雑誌を通じてねちねちと言い争っているほどだそうです。 ちなみに分類といえば、紫檀と聞いてピンとくるのが「ローズウッド」。英語である「ローズウッド」の日本語訳として「紫檀」が用いられているのは確かなのですが……これは特に芳香の豊かな数種類のツルサイカチ属をまとめて区別するために設けている総称であって、実際にローズウッドというツルサイカチ属の特定の種があるわけではありません。 では、どの種類のツルサイカチ属がローズウッドに含まれるのかというと、これまたアロマの学派や専門家、あるいは材木取り扱い店舗によってもまちまちで、まったくややこしいったらありません。 チンチャンに話を戻しますと、材木としても極めて優れものと書きましたが、それは材木として販売されている完成品の話で、生きた材木としては乾燥・加工がなかなか困難な、扱いにくい材だそうです。 ですが、一度加工してしまえばその耐久力と使用感はすばらしく、基本的な紫檀の深い色をベースに僅かなオレンジが加わった優雅な色合いや、直線や斜帯状模様が断続的に入れ替わる変則的な木目、そしてかすかな芳香。 古美術然とした気品のある光沢もまた魅力的な、アジアンテイスト溢れる銘木です。 5,934円

一品作 木製 木彫り バレッタ 【217】  髪留め ヘアークリップ レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 バレッタ 木彫りのバレッタです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製の髪留めです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約2.5センチ 横約9センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 4,400円

一品作 木製 木彫り バレッタ 【290】  髪留め ヘアークリップ レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー さかな 魚 骨 ボーン デザイン

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 バレッタ 木彫りのバレッタです。 木彫りで彫刻された、可愛らしい魚のデザインの木製の髪留めです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約4.5センチ 横約8.5センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 2,200円

一品作 木製 木彫り ペンダント 【408】  レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 ペンダント 木彫りのペンダントです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製のペンダントです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約7.5センチ 横約7.5センチ 厚さ約2センチ チェーンの長さ 約65センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 27,500円

一品作 木製 木彫り キーホルダー 【238】  馬 うま ウマ ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー 送料無料

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 キーホルダー 木彫りのキーホルダーです。 細かな木彫りで彫刻された、美しい木製の馬のデザインのキーホルダーです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約4.5センチ 横約3.5センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 4,950円

一品作 木製 木彫り キーホルダー 【237】  馬 うま ウマ ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー 送料無料

阿寒湖 きりり
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一品作 木製 木彫り バレッタ 【216】  髪留め ヘアークリップ レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 バレッタ 木彫りのバレッタです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製の髪留めです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約3センチ 横約9センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 4,400円

一品作 木製 木彫り バレッタ 【407】  髪留め ヘアークリップ レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー 日本製

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 バレッタ 木彫りのバレッタです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製の髪留めです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約5.5センチ 横約10センチ 厚さ約3センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 27,500円

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阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 キーホルダー 木彫りのキーホルダーです。 細かな木彫りで彫刻された、美しい木製の馬のデザインのキーホルダーです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約5センチ 横約4センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 4,950円

一品作 木製 木彫り バレッタ 【219】  髪留め ヘアークリップ レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 バレッタ 木彫りのバレッタです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製の髪留めです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約3センチ 横約9センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 4,400円

一品作 木製 木彫り ペンダント 【251】  レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 ペンダント 木彫りのペンダントです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製のペンダントです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約5センチ 横約5センチ チェーンの長さ 約63センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 4,400円

一品作 木製 木彫り ペンダント 【249】  レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 ペンダント 木彫りのペンダントです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製のペンダントです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約5センチ 横約5センチ チェーンの長さ 約63センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 4,400円

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阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 バレッタ 木彫りのバレッタです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製の髪留めです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約2センチ 横約5センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 2,750円

一品作 木製 木彫り バレッタ 【230】  髪留め ヘアークリップ レディース ギフト プレゼント 木工細工 きぼり ハンドメイド ウッドクラフト アクセサリー

阿寒湖 きりり
一品作 木彫り 木製 バレッタ 木彫りのバレッタです。 細かな木彫りで彫刻された、美しいデザインの木製の髪留めです。 大切な方へのプレゼントやギフト、贈り物にいかがですか。 サイズ 縦約2センチ 横約5センチ ※1点物の商品のため、実店舗でも販売しており、売り切れてる場合もございます。大変申し訳ございませんが、売り切れの場合はご注文をキャンセル処理させていただきます。あらかじめご了承の上、ご注文をお願いいたします。 2,750円