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パッツ アンド ホール ピノ ノワール "ハンズ オブ タイム" ソノマ カウンティ [2018] (正規品) Patz & Hall Pinot Noir Hands of Time [赤ワイン][アメリカ][カリフォルニア][ソノマ][750ml]

カリフォルニアワインのYANAGIYA
[生産は] この一度きり ◎このピノは…何だ!? 2023年10月、一本のピノが日本発売を迎えました。それが『パッツ&ホール・ピノ・ノワール・ハンズ・オブ・タイム』…当ワインです。 「え、ハンズ・オブ・タイムからピノが?というか、スタッグスがピノ・ノワールを手掛けたの!?」と仰天しますが、名称にはパッツ&ホールとあります。 「ん?パッツ…?ハンズ・オブ・タイムって、スタッグス・リープ内のブランドだよね…」と暫し混乱。 パッツ&ホールとスタッグス・リープの日本正規輸入元は同じなので、私は当初、てっきりインポーターさんの誤植なのかと思いました。 ですがインポーターに問い合わせると、そうではないとのこと。 ならばスタッグスとパッツ&ホールのコラボなのかと思いきや、これも否定されます。 造ったのはジェームス・ホールで、パッツ&ホールの醸造設備で、パッツ&ホールの契約畑からの果実(本家使用後に余ったもの)を用いているとのこと…それってまんまパッツ&ホールではないですか。 スタッグス・リープとは無関係で、しかも造られたのはこの’18年一度切りとのことで、ますます混乱します。このピノは一体何なんだ!?と。 ◎ここからは権利関係と、「推測」のお話し。 ご存知でしょうか…スタッグス・リープは2007年に、そしてパッツ&ホールは2016年に、どちらもワシントンのサン・ミッシェル・エステーツに売却されています。 つまり両者はグループ・ワイナリーとして、同じ親会社の傘下にありました。 そして、その親会社である全米第三位の規模を誇るサン・ミッシェル・エステーツは、この二つ以外にも数多の有名ワイナリーを抱えています。 これはあくまで推測ですが、サン・ミッシェルは、パッツ&ホールの買収を機に、もしかしたら「各プレミアム・ワイナリーからのセカンド格を、ハンズ・オブ・タイムという同一名称下で発売する」…という、ファンにとっては夢のような展開を計画していたのではないでしょうか? ハンズ・オブ・タイムは近年ブロンズ・カラーからクリーム・カラーへとラベルが変更(左画像が旧ラベル)され、その際にエチケットからスタッグス・リープの文字が消えました。 これはそのような計画があったからなのではないかと。そして、スタッグスに続く第二弾に、パッツ&ホールが選ばれたのではないかと。 ところが、です。このピノが造られたのは恐らく2020年前後でしょうが、2021年にサン・ミッシェル(の親会社)が、投資会社のシカモア・パートナーズに売却。 2023年には、スタッグス・リープが(従来から15%の株式を有していた)アンティノリ家に買収されて単独所有に。 更に2024年にはジェームス・ホールがサン・ミッシェルからパッツ&ホールを買い戻す…という怒涛のオーナー・シフトがありました。 僅か三年の間でサン・ミッシェル、スタッグス・リープ、パッツ&ホールが何れも完全な別資本となってしまったことで、この新たなハンズ・オブ・タイム計画は頓挫。だからこの’18年の一度きりしか造られなかったのではないでしょうか。 ▼パッツ&ホール (Patz & Hall) 『フローラ・スプリングス』でそれぞれセールスマネジャーとアシスタントワインメーカーを務めていたドナルド・パッツとジェームス・ホールが意気投合。 そこへプレミアムワイナリーでワインメーキングを務めていたエキスパート、アン・モーゼスと、そしてドナルド・パッツの奥様、ヘザー・パッツが加り、1988年に始まった四人の新たな旅…それが『パッツ&ホール』。 畑を持たず、各地の特級畑と契約して、少量高品質ワインを限定生産する…そんなプレミアム・ネゴシアンスタイルの「走り」とも言える造り手です。 「背景は分かったけれど、問題はそのお味。」と仰る方にとっては更に良いニュースがあります。 このピノ、めちゃ美味しいです。 ◎試飲しました。【2024.3】 照りのあるガーネットの色合いから、綺麗に熟れた、密度のある、そして魅惑的なレッドベリーの上品な香りはまさにパッツ&ホール。 綺麗に育ち、緻密さをともなった複雑味のあるレッドベリーの美味しさに、凛として存在感のある美しい酸味が溶け込んでいます。 樽からの控えめに置いた耽美な甘みと、上質かつ艶のある酸味との調和が絶妙! 綺麗に育ち上がった、華麗で、しなやかかつ深淵な果実の味わいは、例えば『リッジ』あたりのミネラル感、硬質感あるパワフルなスタイルとは対照的。 一般的な高い造りの上級ブルゴーニュとの対比において、いかにもなカリ・ピノの真髄~肉厚ながら透明感さえも抱えた果実の旨味~があり、見事な構成。 主張がありながらも上品かつ美しい樽の香味が加わり、そして同じ官能さでも、ブルゴーニュの繊細なそれに比べ、妖艶な悦楽さや色めいた華やかさを伴うカリ・ピノの本筋を完璧に表現させています。 パッツ&ホールのセカンド格としても、もっと輪を広げた、ソノマ・ピノの優等生としても文句の付けようがない一本です。 一度きりしか造られなかったのがあまりに残念な一本です。お楽しみ頂けたら嬉しいです。 ●現行年のパッツ&ホールAVA版ピノは、遂に定価で10,000円に達しました。後に振り返って、「5,000円台でパッツのピノが飲めたのは、あれが最後だったな…」なんてことになるかもしれませんね。 ■一度限りの限定生産 6,490円